家でゲームしたり、漫画を読みながらゴロゴロしていると、保護者の方からすると

「ゴロゴロしてないで勉強しなさい‼」

と言いたくなりますよね。

しかし、子どもの立場からすると、

「自分だって家でテレビばっかり見ているのに。親にそんなこと言われると腹が立つ」

となってしまいます。

塾をしていると私も子どもたちに「勉強しろ」と言わなければならないことが多いです。

しかし、自分も勉強していないとやっぱり説得力がありません。

だから時間を作って勉強しています。

上の写真は教室兼私の部屋の本棚の今までに目を通した参考書や問題集を置いている部分です。

この仕事をしているのなら中学生までは全教科教えることができて当たり前だと思います。

今は独立したので高校生の科目全てを教えられるように再勉強中です。

現在は数学ⅠAⅡBと物理、現代文、古文、漢文を教えていますが、

数Ⅲと化学、英語、倫理政経をマスターするのが今年の目標です。

数Ⅲと化学を8月中には終えたいですね。

よく、高校生の国語と物理つまり文系科目と理系科目を1人で教えているなんてすごいですね、と言われるのですが、5教科9科目は国公立大学を受験する高校生が全員していることなんですから、大人だったら当たり前のことです。

このウェブサイトだって自分で勉強して作りました。

サイトはプロに頼むと安くても数万円しますし、毎月維持費がかかりますが

自分で作れば毎月のサーバー代が300円くらいです。

大掛かりなものは作れませんが、小さな塾ですからこれで十分です。

あとかかった経費はサイト構築の勉強用に購入した本代くらいです。

何でもかんでも自分でしようとするのはよくないことですが、時間と手間をかければお金は節約できます。

 

もちろん、知識は使わなければどんどん忘れていきますから継続することが大事です。

これからは自分で自分をメンテナンスし続け、常に学習し続けられる人だけが生き残る時代に入りつつあると考えています。

あのシャープや東芝ですら屋台骨がぐらついているのですから、大手企業に入ったからといって一生安泰とは限りません。

もちろん、塾生には、いい学校に入っていい会社に就職してもらいたいと思っていますが、それ以上に、将来にわたって自分で自分をメンテナンスし続け、たくましく生き抜いていくことができる人になって欲しいと願っています。最近、自殺のニュースが相次いでおきていて心が痛みます。苛められるような学校なら行かなくてもいいと思います。

あと数年生きていたら世界はもっと広くて学校だけが全てではないことに気づいただろうと思うと残念でなりません。

必要に応じて知識や技術を学び、それを活かして会社で出世したり、独立して起業したり、自由に楽しく生きてほしい。

ただし、そのためには強さが必要です。

受験勉強を通じ、その強さを子どもたちに身につけてほしいと思います。

 

 

実は4月に塾を開いてすぐ、67歳の方からのお問い合わせがありました。

「先生、要約ができないので教えていただけますか」

予想外の方からお問い合わせでしたから非常に驚きました。

もちろん、お引き受けしました。本当にうれしかったのです。

年齢など関係なく、国語を学びたい気持ちがある方なら大歓迎でしたから。

その方はみるみるうちに上達して新聞要約も非常に上手になりました。

親と子ほど離れている私を先生と呼んでくださり、謙虚に学ばれる姿をみて、

まだまだ精進しなければならないとあらためて感じました。

 

最初の話に戻りますが、子どもに勉強をさせたいのであれば、

大人自身が今も勉強しているところを子どもたちに見せるというのも大事なことなのだと思います。

人間、一生勉強ですね。