私たちは通常、生まれた時から日本語を覚えて、使いながら成長していきます。だから多くの人は自分は国語ができると思っているし、何も問題はないと考えています。

ところが、いざ学校でテストを受けてみると、どうも問題が解けない。解いても合っているのか、間違っているのか確信が持てない。選択肢を比べてもどれも適切なような気がする・・・。

なぜこんなことが起きてしまうのか。

それは、

国語には読解のルールが存在するからです。

スポーツやゲームは決まったルールがあり、そのルールに従って勝敗を決します。だから共通してどこでも成立するわけです。

しかし、国語の読解ルールについては学校では教わらず、ずっと知らないまま過ごしています。そのため、ずっと国語というものはセンスがある人がサッと解けて、大人になった今でも国語ってよくわからなかったな、なんて思っている人も多いはずです。

子どもたちも同じです。みんな、国語ってよくわからないな、と思ってテストを受けています。

国語が比較的得意な生徒も実はよくわかっていないのです。だから、国語が得意な人は国語を教えることができません。国語はセンスだ、などと言われるのもそれが原因です。

そして、国語が苦手な子どもたちはさらに途方にくれます。国語だけはどう勉強すればいいのか分からないという風におっしゃって塾にいらっしゃるケースが多いのです。

しかし、心配する必要はありません。

もちろん全く文章が読めない状況では困りますが、他の科目は十分に点数が高くて、普通に読めていることがわかる場合は何も問題はありません。

例えば算数であれば

100+(2+8)×5

のように計算する順番を理解しなければ正解することができない問題があります。それと同じようなものです。

実は読解問題にもルールは存在するということです。LOGIQUEでは体験授業で「読み方のルール」を、入塾後に、「解き方のルール」の基本を教えます。その後はそのルールを使って練習をしていきます。

それだけで正解率は跳ね上がります。国語以外は成績に問題がない生徒ほど効果が出るのは早いです。指導の中で最高記録はたったの1回授業で教えて練習させただけでコツを掴み、1週間後の模試で結果を出しました。高校生のセンター評論対策でその生徒はこれまでずっと選択肢で悩まされていました。どうしても最後の2択で間違えてしまうのです。そして、正解を見ても、自分の選んだ選択肢がなぜ正解なのか、ピンとこなかったということでした。そんな状態だったのですが、たった1回の授業でしたが、

「先生の言った通りのやり方でやったら満点でした」

と報告を受けました。

正直言って驚きましたが、この指導法の威力を実感できた瞬間でもありました。