なぜ数ある教科の中から、国語を専門とする塾をつくったのか。答えを先に言います。国語力とは、すべての学びとすべての仕事の土台になる「論理的に読み、論理的に書く力」だからです。そしてこの力はセンスではなく技術として誰にでも教えられるものだからです。
まず1つ、問題を解いてみてください。
この問題、お子さんは解けるでしょうか
国立情報学研究所の新井紀子氏が全国の中高生に実施した読解力調査(リーディングスキルテスト)に、「アレクサンドラ問題」として知られる設問があります。
Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。
問:Alexandraの愛称は( )である。
①Alex ②Alexander ③男性 ④女性
答えは①のAlexです。文中にそのまま書いてあります。知識は一切いらず、文の構造を正しく追うだけで解ける問題です。
ところがこの調査で正解できた中学生は4割に届きませんでした。高校生でも3人に1人以上が間違えています。
「日本語を話せるのだから、日本語の文章は読めているはず」。多くの保護者がそう思っています。しかしこの結果が示すのは文字を追えることと、書いてある内容を理解できることは別物だということです。文字は追えている。音読もできる。それでも語と語の対応、文と文の関係をつかめていない。「読めているつもりで理解できていない」状態はごく普通に起きています。
そして厄介なことに、このつまずきは本人にも保護者にも見えません。表に出るときには「数学の文章題が解けない」「テストで問われていることと違う答えを書く」「教科書を読んでも頭に入らない」という別の教科の姿をしているからです。
読めないのは、読み方を教わっていないから
ではなぜ、これほど多くの子が読めていないのか。才能の問題ではありません。読み方を技術として教わったことがないからです。
学校の国語の授業を思い出してください。文章を読んで、問題を解いて、答え合わせをする。感想を話し合う。そこに「文章はこういう手順で読む」という技術の指導はほとんどありません。読める子は最初から読め、読めない子は読めないまま学年が上がっていく。国語が「センスの教科」と呼ばれてきたのは教える側が読む技術を言葉にしてこなかったからです。
しかし文章を読み解く作業は突き詰めると「要素を見つける・整理する・まとめる」の3つに分けられます。これは手順です。手順であれば教えられるし、訓練すれば誰でも再現できるようになります。泳ぎ方を教われば泳げるようになるのと同じです。教わっていないことができないのは当たり前のことなのです。
読む力がつくと、勉強のすべてが変わる
読み方の技術が身につくと、何が起きるか。国語の点数が上がるだけではありません。
書店に行けば今は良い参考書がずらりと並んでいます。経験豊富な先生方が実に丁寧に説明してくれていて、値段も1冊1,000円程度、高くても3,000円はしません。それなのに多くの子が塾や予備校で「かみ砕いた説明」を必要とするのは参考書に書いてあることを自力で読み取れないからです。
読む力がつけば、この構図が逆転します。参考書を自分で読みこなし、分からないところを自分で調べ、弱点を自分で補強できる。自分でできる勉強の量と質が圧倒的に変わるのです。
私が目指しているのは小・中学生のうちに読み方の基礎を身につけ、高校生になったら参考書を読みながら、時々アドバイスを受ける程度でどんどん勉強を進められる状態です。そこまで来れば、難関大合格は結果として付いてきます。これが一生使える「自学力」です。
そしてこの力は、社会に出てからのほうが長く効く
はっきりお伝えしたいことがあります。LOGIQUEが育てたいのは、偏差値の高い学校に合格するためだけの国語力ではありません。
社会に出ると、学力を測るテストはなくなります。代わりに毎日求められるのが「読むこと」と「書くこと」です。契約書や仕様書を正確に読み取る。メールや報告書で誤解の余地なく相手に伝える。会議で相手の主張の筋道を追い、自分の考えを論理立てて述べる。仕事の評価はかなりの部分、この読み書きの精度で決まります。
先ほどのアレクサンドラ問題は中高生だけの話ではありません。書いてあることを取り違えたまま仕事を進めてしまう。伝えたつもりのことが伝わっていない。大人の世界で起きるトラブルの多くも、根は同じところにあります。
論理的に読み、論理的に書く力は受験で使い終わるものではありません。むしろ社会に出てからのほうが長く、深く効いてきます。受験はこの力を鍛える絶好の機会であって、ゴールではない。合格は通過点として付いてくる結果だと私は考えています。
LOGIQUEでは、どう鍛えるのか
方法は2つです。
1つ目は「読解公式」。文章を読み解く手順は、実はすでに多くの優れた先生方が「読解公式」として指導に使ってきました。私はそれらを、解答を読み、解くために誰でも同じ手順で使える形に整理しました。LOGIQUEの授業はすべて、この整理された型の上に成り立っています。読解公式の考え方はこちらのページで詳しく解説しています。
2つ目は「100字要約」。型は知っているだけでは使えません。LOGIQUEでは毎回の授業で文章の要点を100字ちょうどにまとめる要約トレーニングを行います。100字に収めるには要素を見つけ、整理し、過不足なくまとめる読解の全工程を正確にこなす必要があります。同時にこれは「誤解の余地なく書く」訓練でもあり、社会に出てから効く書く力の土台になります。
読解公式の中身はWebでは公開していません。型は言葉で読んで覚えるものではなく、実際に使いながら身につけるものだからです。体験授業で最初の一歩を直接お伝えしています。
11年、この考えでやってきた結果
2015年に別府で開校して11年。この考え方で指導を続けてきた結果は数字に表れています。
- 医学部医学科・東京大学の合格者を輩出
- 受講生の8割が全国からオンラインで受講
- 東京・大阪をはじめ全国10校以上の提携校で、同じ「読解公式」による指導を展開
成果は講師の個人技ではなく、型から生まれています。だからこそ教え子が認定講師として教壇に立ち、全国の提携校で同じ型の授業が行われるまでになりました。詳しい実績は指導方針・実績のページをご覧ください。
よくあるご質問
Q. 国語専門の塾は、普通の塾と何が違うのですか?
A. 一般的な塾では国語は「問題を解いて答え合わせをする」授業になりがちです。LOGIQUEでは解く前の「読み方」そのものを読解公式という型として教えます。センスに頼らない手順を身につけるので初めて見る文章にも同じように対応できるようになります。
Q. 国語を勉強すると、他の教科にも効果がありますか?
A. あります。すべての教科は問題文を読み取ることから始まるため読解力は全教科の土台です。参考書を自力で読みこなせるようになり、自分でできる勉強の量が増えることも大きな効果の1つです。
Q. 読書や音読では国語力はつかないのですか?
A. 無意味ではありませんが遠回りです。読み方の型を知らないまま量を重ねても、我流の読み方が固まるだけのことが多いからです。先に「型」を身につけ、その上で読む量を増やすのが最短ルートだと考えています。
Q. 何年生から始めるのが良いですか?
A. 対象は小学4年生からです。読み方の型は早く身につけるほど、その後のすべての学習に効きます。ただし高校生からでも遅くはありません。実際に高校生から始めて偏差値を約20上げた塾生もいます。
読めているつもりの状態から、本当に読める状態へ。その一歩は読み方の型を知ることから始まります。合格のためだけではない、一生ものの読む力・書く力を、国語を通して手に入れてください。まずは体験授業で、「読み方の型」の最初の一歩を受け取っていただければと思います。
個別指導LOGIQUE 代表
戸髙 一穂
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