なぜ、国語力はいつまで経ってもつかないのか?

「国語の成績だけが安定しない」「そもそも国語の勉強の仕方がわからない」——そう感じている生徒さん・保護者の方は、とても多くいらっしゃいます。

WHY

なぜ、国語力はいつまで経ってもつかないのか?

その理由を知りたいのであれば、国語の勉強をしたあと、自分にこう問いかけてみると分かります。

「今の勉強で、自分はいったい何を身につけたのか」

算数や数学なら「体積の求め方を覚えた」「方程式の計算方法がわかった」。英語なら「過去形がわかった」「不定詞の区別ができるようになった」というように、何を勉強し、何を学んだかがはっきりしています。しかし国語の場合はどうでしょうか。授業を受けたり問題を解いたりしても、「何かを学んだ」という実感がないのではないでしょうか。

これこそが、国語の成績がいつまで経っても上がらない理由です。つまり「国語力」というものがいったい何なのかを理解していないこと、そしてそれを教えてもらったことがないことが、国語の成績が伸びない原因なのです。国語の成績を上げるために第一にやるべきことは、「国語力」とは何なのかを知ることです。

国語力は、全科目に通じる

国語の成績は、すべての科目に影響を及ぼします。なぜなら、国語とは、すべての勉強の基礎になる論理的思考力を養う科目だからです。受験を題材にした有名な漫画『ドラゴン桜』にも、国語こそがすべての教科の基礎であり、国語の充実なくして全教科の成績向上はあり得ない、と教師が語る場面があります。私もまったく同意見です。国語力の向上は、受験勉強において最も重要な課題の1つなのです。

事実、国語力を高めることによって、子どもには次のような変化が起こります。

① 読解速度が上がる

文章のどこにポイントがあるのかを見極める力がつき、短い時間で問題を解けるようになります。

② 理解力が上がる

教科書や参考書の内容を短時間で深く理解できるようになり、学習効率が上がります。

③ 記述力が上がる

文章でわかりやすく伝える技術も国語力の1つです。自分の考えを適切に伝える記述力が身につけば、他教科のテストでも点の取れる解答を書けるようになります。

つまり国語とは、勉強する力そのものを高める科目なのです。国語の勉強のコツを知り、早い時期に国語力を身につけることができれば、国語を安定的な得点源にできます。さらに言えば、国語は決して受験だけに生きる勉強ではありません。物事を正しく理解する力、自分の考えを正しく伝えられる文章を書く力は、社会に出てからも生きる財産となります。

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